メンター制度 その1~三上靖史リフォーム事務所関連ニュース

米国流人事の導入の反面、年功序列の価値が見直される。

メンター制度とは、ストレートに訳せば、企業内における助言者制度である。

将来的にその会社を担っていく新人に、職業人としてのキャリアプランや生き方を指導していく。

いまこのシステムを、日本企業は取り入れ始めたのだという。

どうしてこんな制度が、必要になってしまったのだろうか。

僕は、嘆かわしい気分に襲われた。

以前の日本では、メンター制度などというのを声高に叫ぶ理由などなかった。

年功序列が、自動的にその役割を果たしていたのである。

高品質の製品をつくるための技術や精神性、そして社会人としてのあり方。

それが先輩から後輩へ、上司から部下へと伝授されていくのは、ごく当たり前の日常だった。

アメリカには、年功序列という価値観も仕組みもない。

年齢とは関係なく、優秀な人間が勝ち上がっていく徹底した能力主義、成果主義社会だ。

30歳代の若い社長の下に、平気で40歳代や50歳代の部下がいる。

それがごく当然だから、先輩、後輩という概念自体がまず成立しない。

あるのは、指導する側と指導される側のみである。

トイレも食堂も、新聞までもがすべて階級によって分かれているケースもある。

だからアメリカには、企業内マネジメントが必要なのである。

そのひとつが、このメンター制度なのだ。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)