結納の合理化 その1

従来のしきたりによる結納品と結納金の内容についてしるしましたが、最近は、するめやこんぶ、末広などといった結納品は、昔ながらの縁起をかついだ虚礼にすぎないとして廃止し、結納金だけをとり交わす人たちがふえてきました。

じっさい、二枚や三枚のこんぶやするめなどは、贈られても、たいしてありがたいものではないのに、値段は比較的高く、セット売りの結納品などは、数千円から一万円近くもするのさえあります。

そのようなものを買うくらいなら、それだけ、結納金をふやすなり、新家庭に必要な家具の一つでも買い足すなりしたほうが、はるかにマシだといえましょう。

また、さきにもしるしたように、関東地方では、女性側から〈半がえし〉をする習わしがありますが、これも形式主義にすぎないとして、廃止し、男性側から結納を贈るだけにとどめる人たちも出てきました。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)